寒さで枯れ込んでしまった赤羽千日紅寄せ植えをバラしてアネモネとグラスで植え替え。
アネモネは霜が降りる様な寒さにもめげずに咲くので気に入っている。
ただ花首がぽっきり折れてしまうほど強い風が吹くことがあるので対策できると良いのだが、短めのピックなど売っているのだろうか。
もう一つ植え替えたい寄せ植えがあるが、花を買いに行く余裕がない。
いちじくもそろそろ植え替えないと暖かくなってきてしまう。
近所のめちゃめちゃセンスよく植物を飾ってある家にオリーブだったか(うろおぼえ)大きなシンボルツリーがあって、てっきり地植えだと思っていたのだが、よく見たらドラム缶の中に植え込んであることに気づいた。わざわざドラム缶を調達して植え込んでるわけで感嘆せざるを得ない。
捨てて置いてある様にみえる錆びたスチールの書類棚などが巧みに配置されていて、ほとんど鉢植えで飾ってあるのだけど景色が作り上がっている。
上手くやればこんなことが出来るのかと思うものの、色んな意味で相当に凝らなければ難しいことも判る。
気負っても、植物はいい感じになるまでに時間がかかるし、上手く育てられる様なるには経験が必要。センスよく飾るのは、そのまた先という具合で一足飛びにはいかない。
まずしばらく、気楽に育てたいものを育ててみる。
ジークアクスは平行宇宙というかファーストガンダムのifの世界だったいうのは、ちょっと驚いた。
そもそもテレビシリーズとして作られているものなので映画はごく触りだけだから、どうファーストの物語と関わっていくのかまだわからない。
ビギニングの部分はあれで初めてみる若者などはどの程度理解できるのだろうか?と思うが絵は流石に綺麗に出来ている。
本編?は、前提の世界観を共有出来ないと分からないということでもなさそうだが、どんな観客層を想定しているのかは聞いてみたい。
伝統が重いと新規は入りにくいわけだが、伝統を知る者にとっては考えることが減って楽。
保守に軸足を置いていると考えるとまさに今風な作品と言えるのかもしれない。
リメイクは制作側としてやりたい人とやりたくない人とハッキリ分かれる気がする。以前、私は全くやりたくない派だったのだが今はまあそうでもない。
リメイクはリメイクだけに以前のものを化粧直ししながらなぞることになるので、分かりきっていることに新鮮な気持ちで向き合う必要がある。
リメイク小説というのは、少ないと思うが映像のリメイクは、もはや伝統的に作られている。
観客は以前の作品を知らなければ新鮮に見ることが出来るかもしれないが作り手は仕事を引き受けるまで知らなかった作品だとしても前提を踏まえるために詳細に元の作品について知らなければいけない。
そして観客が新鮮な気持ちで見られる様に工夫を凝らす必要がある。
そもそも元の作品は、それが作られた時代を背景として成立しているので、リメイクされる時代との齟齬をどう埋めていくのか、とくにアニメは若者に向かって作られていた分、時代の空気をいやがおうにも色濃く反映してしまっているのでリメイクによって脱色されてしまう部分が大きいと酷くつまらない物になる。
いざ仕事でやれと言われたら難しそうだ。
若い頃は自分の好きだった作品「のようなもの」を作りたいと思うのは自然だが、実際作る立場になると自分のやりたいことと観客の求めるものとの不一致に悩むことになるのが常だと思う。
自分はどんどん年老いていく事に無自覚なまま、自分の見たい物を観客に見せても失敗する。
しかし、自分が相手にする観客について知るということは容易ではないし、相手に合わせることに腐心して自分の興味のない物を作っても仏作って魂入れずということになる。
魂が入っていなくたって面白いということもありうるかもしれないが。
原作ものをやっていると特に自分との繋がりをどうつくるか考えざるを得ない。
月: 2025年1月
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リメイク・流行り・今【2025年01月27日】
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移住とか高雄港の娘【2025年01月19日】
そういえばブログのデザインを変えたのだが、見にくいだろうか。
もう少しアレンジ出来ると思うのだがやり方が判らず…。
月曜は後輩にご飯に行こうと誘われ、もうひと方と3人で西荻窪でランチ。
10年ぶりくらいに会うというメンバー。
誘ってくれた彼は年末予定が合わず会えなかったのだが、また誘ってくれたので珍しいなと思っていたところ地方へ移住するとのこと。
そういえば、前に話してくれていたっけなと思い出す。
今は地方に移住して仕事をしている人も増えている。
業界がコロナを経てかなりオンラインに慣れたということもあり、職種によっては全く問題なく仕事ができる。
その彼は監督業をしているので、時々は東京に出てこなければいけないが、それでもやれそうということらしい。
地方に行ってしまう方が仕事のセーブがしやすいだろう、というのが目的と話していたが、なるほどそれはそうかもしれない。
目の前に仕事があると無視できない人は物理的に制限を設ければ、いやでも限界がある。
私の場合は完全デジタル化してしまっているのでデスクワークはあまり変わらないが、ここにしか東京行けないぞ、となれば頑張ってそこに合わせて予定を組んで様になるのだろうか…。
いやむしろ私の方がスケジュール守れるか不安。
それ以前に、きちんと計画して実行できる気がしない。
いきあたりばったりで生きてきたもんで。
最近見たアニメについての批評も聞けてなかなか面白かった。
水曜日は打ち上げ。
脚本家チームは1年前に仕事が終わっているのでそれ以来の邂逅。結構色んな方が来ていてありがたかった。
しかし、またしても挨拶し損ねた人もいる。
オンラインのみで一度も会ったことがない人がいるので、制作に聞かないとパッと顔が分からないことがある。
そのうえ、人が大勢いるので小さい会場でも何処にいるのか分からなく、顔を知っていても話しそびれた人は沢山いるのだが、まあ皆楽しんで帰ってくれたと思いたい。
コロナで無くなっていた打ち上げの類も大分戻ってきている。
木曜は演出の発注、出来上がった話数のコンテを各話を担当してくれる演出にお願いするという打ち合わせ。
担当がバタバタな現場だった昔の仕事に関わってくれていた人だったのだが、どうも自分が途中で逃げたと思われていると勘違いしていたらしく、いやいやそんな事はないと答えたのだが、もう誰が逃げたのとかもよく分からない様な状態の現場だったので、却って申し訳なかったなと思う。
しかし、実際逃げた人と再び現場であい見えるということもごく稀に起こる。
こっちは忘れていたのだが、むこうは憶えていた。
よっぽどの人は憶えているのだが、この間制作に名前を出されて、そいつだけはNGであると申し伝えたが、そんなやつはそいつ一人だ。
まあ、人生色んなことがあるのでよほど悪意を感じるようなことがなければ逃げられたとて気にならない。
最近読んだ本。「高雄港の娘」陳柔縉(チンジュウシン)
日本が50年も台湾を統治していたなどと今のいままで恥しながら知らなかった。
舞台は日本統治下の太平洋戦争少し前の台湾から現代の日本。
ほとんどの舞台は台湾であるけれど、日本の歴史風俗が沢山出てくる。そりゃ日本が統治してたんだから当たり前だが。
日本と台湾の現在の関係がどうしてこうなのかの一端が分かるような歴史小説になっていて、なるほど世界は複雑なのだと理解できる。
前半は台湾の日本語教師がが主人公で後半はその娘が中心に進むのだが、女性にはモデルがいるらしい。父親も旦那も亡命ししかし旦那の手引きで日本に渡って実業家として成功するというその激動の人生には驚く。しかしドキュメンタリーではなくあくまでフィクションの物語として書かれているらしい。
資産家の相続争いを巡る人間関係が主人公家族に大きな影を落としつつ戦争と恋愛が大きく絡んで台湾・日本の文化・歴史を娯楽として描いてあって重苦しくなく謎解きとしても読めて面白い。
日本統治下の台湾は、もちろん日本の文化・政策を強要されていたわけで恨みが募っていてもおかしくはないのだが、東北の震災の時はたくさんの寄付をしてくれたりという関係がなぜそうなのか少し分かる。
きな臭い世界の生き延び方について考えさせられた。
追記:TikTokがアメリカで見られなくなった。 -
全修見たり【2025年1月10日】
少し前、朝に霜が降りていて(多分寒さで)枯れかけていたオキザリスはもうダメだなぁという状態。
しかしアネモネなど寒さに強いものは元気である。
寄せ植えにしていた植物で幾つか寒さで傷んでしまったものがあるので植え替えしたいが、仕事が切羽詰まっているのと、こう寒いと植え替えがちょっと危険なので悩み中。
日本海側は雪が多くて大変そうだ。
太平洋側は来月頭あたり降るのだろうか。
思っていたより、暖かめの冬なので過ごしやすい。
木の実マスターは年明けと同時に配信はしていたけれど、7日から地上波の放送が始まって、Twitterなど見ていると結構見てもらっているようで驚いている。
異世界転生ではないのだけど、ファンタジーというジャンルのファンが沢山いるのがよく分かった。
沢山見てもらえているというのは純粋に嬉しい。
比較的好意的な感想が多いのもホッとしたところではある。
SNSだけを見ていても最近は反応が分かりにくくなっている。
TwitterというかXから離れたヲタクたちも多い、とうことと今の日本のアニメのお客さんの半分くらいは海外の人たちになってしまったことが大きい気がする。
海外の反応は結構積極的に探しに行かないと出会えないので、なかなか嗅ぎ取るのは難しい。
しかし、何かファンコミュニティーの反応を探る場所があるといいと思うのだが…。
全修。というアニメの1話を見た。
全修はアニメ業界用語で上がってきた絵を全て直してしまう事だ。
やられた方にも、する方にとっても悪夢的な作業である。
作品冒頭で監督が全部修正と言っているままの意味である。
前修だけは避けたい。
なぜ全修を見たかというとキャラクターデザイナーが石川佳代子嬢だからだ。
彼女はアイカツ!の時、とても活躍してくれた大恩人。
アニメ業界には珍しく、独自のセンスを持ったまま仕事を続けている稀有な存在だ。
というわけで、気になって見たのだけれど石川節はしっかり発揮されていて面白かったのだが、それよりも企画のコンセプトが面白くてひっくり返ってしまった。
以下ネタバレを含む。
アニメSHIROBAKOとファンタジー(石川佳代子を使っているので)を掛け合わせたようなものになるのかなあと予想していた。だが、今流行りの異世界転生ものじゃないですか。
アニメーターが異世界に転生し、さらにアニメパロディーも積極的にやるというという、パッと思いついたネタを瞬間接着剤でくっつけた様な企画を超絶作画で作っていて、これは面白い。
ノリとしては銀魂みたいな作品に似ている。
パロディーの選択も1話は度メジャーな作品を取り上げていて、毎度これをやるんだったら、どんな作品を選ぶかが成否に関わりそうだ。
一見マニア向けの様な企画だが、凄いメジャー志向な作品なので行く末が楽しみだ。
パロディーは我々が子供の頃に比べると非常にやりにくくなったが、こういう軽いノリの企画が許されて、そこそこ儲かるならアニメの未来は明るいのかもしれない、と思える。
海外でどう見られるのかも気になる。
ぜひ成功して頂きたい。 -
仕事正月【2025年01月06日】
久しぶりな気がするくらい仕事が切羽詰まっていて正月もゆるゆると仕事をしていた。
この稼業を始めてからは正月早くから働いていることは珍しくなかったけど、最近はそこまで切羽詰まった状態で年を越すことはあまりなかった。
立場が変わったからという理由や働き方改革とやらの恩恵もあってだろう。
しかし今年はハプニングもあり仕事の進行が遅れていて、後が厳しいことが見え見えなので集中力はやはり欠けるけれど、ずっと仕事をしている。
仕事初めも何もあったものでは無い。
とはいえ、年末はアイカツ!のイベントが幾つかあったりしたせいか年を越した感は味わえた気がする。
「外れスキル木の実マスター」が明日からオンエアだが去年の後半はその仕上げもあったりでいつになくバタバタしていた。
今年も今年も似たような仕事の進行で過ぎて行きそうだけれど、去年より少しやることが多いのでヒヤヒヤしている。
とにかく体調を崩さないように気をつけないといけない。
最近はなかなか体調を維持するのが難しい。歳なのでしかたないのだろうが、ストレスの影響を受けやすくなっているのがなんとも。
大風邪とか引くことはあまりない。コロナも未だに罹っていないので、それは良いことである。
年末の園芸店のセールで買い物は出来た。欲しかったアガパンサスは買えたが、寒さにあまり強く無いのをわかっておらず地植えしたオキザリスがもう枯れそうで悲しい。いい色のカラーリーフだったのだが。オキザリスはカタバミの仲間なのだが、カタバミは普通に冬も生えているし原種は強いんだな。
仕事をしていたので殆ど本は読めていない。
読みたいものはあるが、なかなか追いつかない。
今年は忙しくてあまり外にで開けることもままならないかもしれない。
絵コンテ学習用の資料だけは何とか早めに作りたい。
作ったところでどこでどうやって教えるかというアテもないのだが。
去年の元旦は能登の震災があったりで、幸先の悪い正月だったが今年はそういう意味では何も無かったのが何よりだ。お隣の韓国では飛行機事故があったが、まったく気の毒だ。
プリキュアの次回作が色々発表になって話題になっているようだ。
多少、事前に知ってはいたのだが、まあそりゃあ話題になるだろうと思っていた。
加藤陽一がシリーズ構成でアイドルものなのだから、実質アイカツ!と言われてもそうかもね思う。
私はプリキュア的には今千秋が監督である方が重要な気はする。
プリキュアシリーズは基本的に投影の生え抜きの監督を採用してきたので外様で女性の監督は非常に意欲的。
今さんはセーラームーンを担当していたので使いやすいという理由もあるのだろう。
キャストに高橋未奈美が入ってますますアイカツ!界隈とプリキュアとの融合が進んでいて個人的には面白い。スタッフ側にも元アイカツ!チームはいるので。
加藤くん含め皆んな人気者なので何の違和感もないだろうが。
年月が経つとライバル関係だったチームも関係が変わってきて、おおそんなことが、ということが起こる。
加藤くんの起用もその一つ。もう少し早く起用されるかと思っていた。
私のところへ監督のお鉢が回ってくる事は永遠にないだろうが。
パソコンが新しくなって普段使っているソフトの中で3Dのモデルを動かしてもあまり重くなく扱えそうなので、コンテの描き方も少し新しいことに挑戦できるかもしれない。
モデルを作るところから始めるのはハードルが高いのだが…。
はて、あまり欲張りすぎず出来ることから実現していきましょう。